スティーブン・グリア博士による『シリウス ディスクロージャー 』シリーズ
米軍関係者、パイロット、科学者などの経歴で最先端の機密情報を持つ証言者たちのインタビューを10回に渡ってお届けします。第9回目はテッド・ローダー博士です。
Testimony of Dr. Ted Loder
テッド・ローダー博士の証言
2000 年10 月
テッド・ローダー博士は尊敬すべき科学者で,ニューハンプシャー大学の海洋学教授だ。
彼は従兄のスティーブン・ラブキン弁護士から,ET/UFO の問題は現実であるのみならず,地球環境を保護し,持続可能な地球社会へと発展することを可能にする技術への鍵だと教えられた。
それ以後,彼はこの問題を取り巻く秘密を終わらせる必要性を説く積極的な唱道者となった。
この4 年間,テッド・ローダー博士は学生,他の科学者,国会議員たちに,人類は宇宙で孤独ではないこと,地球と人類の生存のためにはET との平和的交流が必要であることを紹介する活動をしている。
私の名前はテッド・ローダーだ。私はニューハンプシャー大学地球海洋宇宙空間研究所の地球科学教授で,1972 年からこの大学にいる。専門は海洋学だ。
4 年前,私はノースカロライナ州で弁護士をしている従兄のスティーブン・ラブキンと話していた。彼は私に,西海岸で何人かの宇宙飛行士やロシア人宇宙飛行士も出席したある会合に参加していたと語った。
[これは1995 年6 月にカリフォルニア州で開催した,UFO/ET 事象に関する軍と政府の証人による最初のCSETI 会合のことを述べている。SG]
私は“スティーブ,君が話をした宇宙飛行士というのは誰のこと?”と訊いた。彼はあるロシア人宇宙飛行士の名刺―片面は英語,もう一方の面はロシア語だった―をテーブルの上でひっくり返し,私を見てこう言った。
“テッド,君はロズウェル事件の話を聞いたことがあるかい?”私は“もちろん,ロズウェルのことは誰でも知っている”と言った。“あれは実際に起きたことだ”と彼は言った。
それで私は“やはり本当のことなんだ! もっと教えてくれないか”と言った。こうして我々は,それからの3 日間を真剣な会話の中で過ごした。
実を言えば,私は夜もほとんど眠れなかった。
スティーブは,彼がアイゼンハワー政権のホワイトハウスにいたときに知った事柄や,話をした人々について語った。彼は暗号技術を学んでおり,最高機密取扱許可を持っていた。
彼はロズウェル墜落から回収された物質を見た。彼には私に噓をつく理由などまったくなかった―彼は私の従兄であり,我々は
子供の頃は互いに無二の親友だった。
この情報が本当であると私に教えていたのは,一人の部内者だった。私は数時間もしないうちに,彼が話していることは[真実だと]完全に確信した。
私は冷静にならなければならなかった。正直に言うと,私は最初の数夜ベッドで横になりながら,こんな言葉を繰り返していた。
“なんてことだ,これは本当のことだったんだ”
では,これに何の意味があるのか? 私はそのときでさえ,このことだけは理解していた。
もしこれが本当なら,それは今日の地球で唯一最大の重要事項だ。
その後私は,我々がすでにUFO の作動原理を知っていること,しかしこの情報を社会が利用できるようにはなっていないことを知った。
我々が化石燃料を動力とする飛行機を飛ばし始めてから,間もなく100 年になろうとしている。
しかし,私は今なら知っているが,化石燃料に取って代わる技術はほぼ50 年間存在し続けてきたのだ。
私は海洋学者であり,環境に広く関わっている。また,環境の様々な側面について教室でも教えている。
私はどれほど大規模な環境破壊が進行中であるかを知っているし,それが避け得るものであることも知っている。
ET 宇宙機から得られた技術の一部は我々の役に立つのだから,それを隠しておくのは馬鹿げている。
最も重要な知識は,我々が宇宙で孤独ではないということだ。我々は実際には,宇宙に遍く存在する人々の,その大きな家族の一員だ。我々が孤独ではない[という事実]は素晴らしいことではないか。
その認識は,地球に住む我々の我々自身に対する見方を今後永久に変えるだろう。
人々はこれに対処できないという議論がある―まったく受け入れられない。私はこれについて多くの人に話してきた。
しかし,私の知っていることを彼らに話しても,取り乱す人は一人もいなかった。
私は従兄と話した後でさえ,こう心に決めた。何かが私の目の前に現れ,それを複数の証人が目撃し,議論の余地がなくなるまで,これを人前で話すことはしまい,と。
それが私に起きたのは,1997 年の秋にジョシュアツリー国立公園にいたときだった。
私はグリア博士が率いるCSETI トレーニング・グループに参加していた。
我々は何らかのET 宇宙機が目撃されないかと,野外で調査活動をしていた。
その晩はたまたま満月だった。月は私の右肩越しに見えていた。突然,月の下に球体のような物体が1 個現れた―大きさは月の直径の3 分の1 から半分ほどだった。
それは月の下の左側に現れ,月の端からもう一方の端まで移動した。そして,突然消えた! それはまるで誰かが月の一方の端で電球を点け,それを持って月の下を横切ったような光景だった。
それを目撃した私の興奮は大変なものだった!
私は,誰か見た人はいませんか? と訊いた。私は小躍りしていた。なぜなら,それはとてもはっきりしていて,私にとっては疑う余地のないものだったからだ。
幸運なことに,グリア博士がその方角を見ていた。だから,彼はその物体を見ていた。
私は,誰か他に見た人はいませんか? と訊いた。すると,そのグループの五人か六人が,見たと言った。
これらのUFO の背後にある技術は,もしそれが平和的に利用されるなら,我々の地球文明に大きな利益をもたらす。彼らはこの遠大な距離をこのような速度で移動するエネルギーを,どこから得ているのか? 我々がこの分野を研究し始めてすぐに気付くことは,彼らは地球に来るためにジェット燃料も石炭も使っていないということだ。
彼らが利用している技術は,その辺りを歩いている平均的な人間―または,大学にいる平均的な物理学者―の誰もが,何の手がかりも持っていないものだ。それでも,その技術は厳然としてそこにある。
その意味は,我々が石炭や石油をエネルギー源とする世界の向こうにある,新しい地球社会を本当に創造することができるということだ。
実際に,私がこれまで見たり話したりしてきた重大問題の一つがこれだ。この惑星は,我々が新エネルギーを開発するまでに,事実上100 年から150 年の期間しか与えていない。我々はそのきわめて短い期間内に,森を燃やし,石油や石炭を燃やし,核エネルギーから[さらに前進して]持続可能エネルギーにたどり着かなければならない。
もし我々が責任のある行動をとらずにしくじれば,我々は破滅する。
私はニューハンプシャー州知事から任命されて,CSETI が開催した非公開の議会説明会に参加した。そこには,この問題の現実性について講演した[宇宙飛行士の]エドガー・ミッチェルのような人もいた。
私の同僚科学者はこれに様々な反応を示した。
NASA の多くの委員会に籍を置くある科学者は,初めはとても友好的だった。なぜなら,我々は皆互いによく知った間柄だったからだ。
しかし,私が[この話題について]さらに話し始めると,彼は次第に冷淡になった。
後日,私は彼の態度が急変した理由をはっきりと理解した。
彼は深刻な脅威を感じていたのだ。
地球外知性体が宇宙空間を旅行する能力を獲得し,すでに地球を訪れている,等々の知識が広まったなら,彼がNASA で取り組んでいる仕事そのものが危うくなる。
彼はとても奇妙なことを言った:“たとえそれが事実だったとしても,私はそれを信じません”それは,彼から送られた電子メールに
書かれていた言葉だ―“たとえそれが事実だったとしても,私はこれを信じない”しかし,彼はこうも書いていた。“でも,もしこれについてさらに何か分かったことがあれば,私にお知らせください”これは,科学者と大学が大きな問題を抱えていることを示している。
彼らにとり,教育を受けたパラダイム(物の考え方)の外にある物事を受け入れるのは,重大問題なのだ。それは大学が抱える大きな問題だ。
しかし,私が講義している学生たちは,教授たちよりも遙かに偏見のない心を持っている―私はその教授の一人であり,四六時中こうした人々を相手にしている。
[もう一つ]我々が留意すべきことは,1940 年代終わりにニューメキシコ州で起きたロズウェルや同様の出来事のおかげで,政府のある部分が墜落した地球外宇宙機を回収することができたということだ。
それから50 数年が経ち,闇のプロジェクトは反重力,宇宙旅行といった地球外起源の技術の逆行分析(reverse engineering)に数千億ドルの資金を注ぎ込んできた。
さて,もし我々が何かに数千億ドルの資金を注ぎ込んだなら,そこから何の成果も得ていないなどということはあり得ない。
聞くところでは,[闇のプロジェクトは]1950年代半ばから反重力に巨額の資金を投じた。
私が別々の筋から聞いたところでは,我々は反重力の技術を持っており,実際に円盤に組み込み飛ばしている。
実際に,これは私が幾つかの情報源から聞いて理解していることだが,米国や世界の他の地域の人々が目撃する“地球外宇宙機” は,その大部分が地球外宇宙機ではない。
それらは実際には,軍や闇のプロジェクトが飛ばしている反重力機だ。時にはARV すなわち複製された異星人の輸送機(Alien Reproduction Vehicle)とも呼ばれる物体を,私も見たことがある。
これらは逆行分析によりつくられた輸送機だ。数年前,私はV 字型をしてサンタバーバラ海峡(* カリフォルニア州南部近海)を通過していた輸送機を1 機目撃した。
[私ともう一人が]これを目撃した。
我々は二人とも第3 世代の暗視スコープを持っていた。
この輸送機は時速4,000 マイルから5,000 マイルの移動速度でサンタバーバラ海峡を通過していた。これは[人間がつくったもの]だったのかもしれない。
私は2 年前,CSETI 調査団の人々と一緒にセドナ(* アリゾナ州)にいた。
我々はそこで,ジェット機に護衛された1 機のARV を目撃した。これらのジェット機は米国機で,ジェット機とは完全に異なる動きを見せる,無音の円盤型物体と一緒に飛行していた。
この問題が現実であることを知る一人の科学者として,私は国会議員たちに語りかけてきた。また,私のクラスや学生たちにも語りかけてきた。個人的な考えだが,この問題が現実であることを知る人々が名乗り出て堂々と話すことができるのは,それを歓迎する我々の社会と地球があればこそだ。
私には30歳を少し過ぎた息子が二人いる。だから,この地球で生きる我々の未来がよいものであってほしい。
私が生きた世界と同じか,それよりもよい世界であってほしい。
私が理解しているのは,この問題が公にならない限り,そうはならないということだ。汚染という観点,民主主義社会の崩壊という観点から,我々の未来は悪い方向に進むだろう。
私はこの問題を研究している何人かの人々に語ってきた。
彼らは,この50年間続いてきた隠蔽が,我々の民主主義社会に対するおそらく唯一最大の脅威,この国が1776 年に建国されて以来最大の脅威だと感じている。我々は今,この社会と政府がどのように機能するかという最大の岐路にいる。
なぜなら,この問題の管理が我々の選ばれた政府になく,我々の司法機関にもないからだ。
その管理は別の人々にある。彼らの一部は我々の政府の構成員であり,一部は軍産複合体の構成員だ。彼らがこの問題を管理している―今日のこの惑星で唯一最大の問題だ。長い目で見れば,これは我々の社会と国民にとり健全なことではない。
長い間,我々はロシアの脅威,冷戦の脅威を経験してきた。だから,我々はロシア人がこの技術に気付くことを望まなかった。それは“ロシア人に知られないように”人々から隠されてきた。
もちろん,ロシア人は何が進行しているかを知っていた。なぜなら,彼らはスパイをしていたからだ。
だから,本当はそれは人々から隠されていたのだ。ロシア人からではない。
しかし,その時代は過ぎ去った。冷戦はそれなりに終わった。もはや我々に脅威はない。だから,秘密の継続を支持する議論は過去のものになった。
しかし,問題がある。それは,これ(*UFO/ET の問題)について知る人々が,恐れてなかなか堂々と語ろうとしないことだ。この秘密は長く続き過ぎたと,信念を持って発言する勇気のある人はごく少数だ。
今やこの情報は,世界中の人々に知られなければならない。今やこの技術情報は,我々の社会の利益のために,この惑星の経済システムのために,明るみに出なければならない。
しかし,この問題のために立ち上がり,行動を起こす人はほとんどいない。
弁解,弁解,どこもかしこも弁解だらけだ。我々は上院議員にも下院議員にも相談した。しかし,彼らはこの問題に取り組むことを避けるため,本の中で何らかの弁解をする。この秘密は我々を抑圧し,我々が惑星社会として前進することを妨げている。
最も憂慮すべきことは,闇のプログラムが地球外宇宙機を標的にし撃墜するために,こうした先進技術を用いていると報告されていることだ。
我々にはそれを証言する多数の証人がいる。彼らはこの計画の存在を知ったり,実際にそれを目撃したりしている人々だ。このことは,地球外知性体に対してまさに宣戦布告をしている小さなグループが,この惑星上にいることを意味する。地球外知性体は人類を観察し,最終的には援助するために来ているのだ。この惑星の人々にとり,これは放置できない事態だ。
私を含め,この事実を知っているすべての人にとり,これはきわめて憂慮すべきことだ。
それだけでも,この情報を公開し,人々の関心を呼び起こす十分な理由になる。